【2023年度奨励賞】(1 件)
1. 根本 圭一郎(岩手生物工学研究センター)
「無細胞翻訳系を基盤とした生化学的アプローチによる植物生理学・生態学的研究」
コムギ無細胞翻訳系を基盤とした独自の生化学的アプローチにより、長年未解明であった植物のチロシンリン酸化プロテインキナーゼの実体や水チャネル・アクアポリンの活性化機構の仕組みなどを明らかにし、それらの生物学的意義の一端を解き明かすことに成功した。さらに、タンパク質間相互作用を指標にした迅速な薬剤探索技術を開発した。本手法は、新たな植物成長調整剤開発のための方法論を提供するものである。