SEMINAR 市民公開シンポジウム

「遺伝子組換え食品の最前線」

日本植物細胞分子生物学会 市民公開シンポジウム:プログラム

オボムコイドの含有料が
半減した組換えニワトリ
正常ヒナ(後)と組換えヒナ(前)


今や遺伝子組換え農作物は、除草剤耐性や害虫抵抗性といった生産者にとって有利な形質だけではなく、人の健康によい栄養成分を付加した農作物、さらに地球温暖化による環境変化に耐えうる農作物など、さまざまな形質が付与された品種が産み出されています。 一方、植物における遺伝子組換え技術の進歩と普及によって、さまざまな遺伝子組換え植物種が、欧米諸国のみならず、アジアの国々によって独自に開発される時代になっています。
さらに遺伝子組換え技術は、今や実験動物から食用となる動物へ利用されてきています。本シンポジウムにおきましては、遺伝子組換え農作物の最前線を紹介するとともに、もっとも早く遺伝子組換え動物食品として実用化されるであろうと思われるアマゴ(サケ類)とニワトリについての開発の現状、これら遺伝子組換え食品についての安全性評価についての考え方、遺伝子組換え食品の社会的受容の現状と問題点につき、御紹介いただきます。

日時 平成24年11月03日(土) 13:00~17:00
場所 大手町サンケイプラザ・ホール
東京都千代田区大手町1-7-2
アクセス 大手町サンケイプラザ・ホールへの交通アクセス
参加費 無料
参加申し込み 日本植物細胞分子生物学会 市民公開シンポジウムは、終了しました
  • 除草剤(グリフォサート)耐性遺伝子を導入した遺伝子組換えダイズを従来のダイズ用除草剤を用いて栽培した場合
    「日本モンサント株式会社提供」
  • 除草剤(グリフォサート)耐性遺伝子を導入した遺伝子組換えダイズをグリフォサートを用いて栽培した場合
    「日本モンサント株式会社提供」
  • 遺伝子組換えアマゴ
    13ヶ月齢(上2尾)
    非遺伝子組換えアマゴ
    13ヶ月齢で成熟(下3尾)
  • 遺伝子導入トウモロコシの
    商品展示
  • グルフォシネート耐性
    遺伝子導入トウモロコシ
  • コーンルートワーム抵抗性
    遺伝子導入トウモロコシ
  • GMトウモロコシ(左)
    Non-GMトウモロコシ(害虫のサナギ)(右)
    「日本モンサント株式会社提供」
  • GMトウモロコシ(左2本)
    Non-GMトウモロコシ(害虫の食害跡)(右2本)
    「日本モンサント株式会社提供」

日本植物細胞分子生物学会 市民公開シンポジウム:プログラム

13:00~13:05 開会の辞
13:05~13:40 遺伝子組換え農作物の開発の最新情報
鎌田 博 (筑波大学遺伝子実験センター)
13:40~14:15 ミラクリン・トマトの開発
江面 浩 (筑波大学大学院生命環境科学研究科)
14:15~14:50 成長ホルモン遺伝子組換えアマゴの作出
名古屋 博之 ((独)水産総合研究センター増養殖研究所)
14:50~15:00 休憩
15:00~15:35 アレルゲンフリー・遺伝子組換え鶏卵の作出
堀内 浩幸 (広島大学大学院生物圏科学研究科)
15:35~15:55 遺伝子組換え食品の安全性評価
小関 良宏 (東京農工大学工学研究院)
15:55~16:30 遺伝子組換え食品の社会的受容の現状
今村 知明 (奈良県立医科大学健康政策医学講座)
16:30~17:00 パネルディスカッションおよび会場からの質疑応答
鎌田 博、江面 浩、名古屋 博之、堀内 浩幸、今村 知明
司会 小関 良宏
17:00 閉会の辞
  • 遺伝子組換えパパイヤ
  • 遺伝子組換えナス
  • ノンカロリー次世代甘味料として期待されるミラクリンを蓄積しているトマト
    植物工場内で生産するミラクリントマト
    Btワタの花と流通

※本シンポジウムの開催費の一部は、「公益財団法人 日本食品化学研究振興財団」からの助成を受けております。

明治大学・バイオインフォマティクス研究室
Webシステム問い合わせ先:矢野 健太郎