第26回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム
お知らせ
下記のとおり第26回の大会・シンポジウムを開催いたします。多数の御参加をお待ちしております。
>>日程・プログラム(PDF:150KB)
1.会期
2008年9月1日(月)、2日(火)
2.会場
大阪大学大学院工学研究科(吹田キャンパス) 〒565-0871 吹田市山田丘2-1
交通:
阪急電車千里線北千里駅から徒歩15分
地下鉄御堂筋線千里中央駅にて阪急バス「阪大本部前行」
または「茨木美穂が丘行」に乗車「阪大本部前」にて下車
阪急電車京都線茨木市駅にて近鉄バス「阪大本部前行」に乗車「阪大本部前」にて下車
JR東海道線茨木駅にて近鉄バス「阪大本部前行」に乗車「阪大本部前」にて下車
大阪モノレール阪大病院前駅から徒歩15分
3.大会参加申し込み
発表及び事前参加申し込みの受け付けは終了しました。
参加を希望される方は、当日会場にお越しください。
一般会員 | 学生会員 | 非会員 | |
---|---|---|---|
大会参加費 | 8,000円 | 3,000円 | 11,000円 |
懇親会費 | 7,000円 | 3,000円 | 7,000円 |
要旨集のみ | 一部3,000円 |
賛助会員の団体に所属する方でも個人で会員になっていない場合、会員扱いにはなりません。
尚、学部生で発表しない方は、無料で講演を聴くことが出来ます。但し、講演要旨集は配布しません。
4.一般講演
一般講演は口頭発表で行い、液晶プロジェクターをご使用願います。スライドプロジェクターは使用出来ませんのでご注意ください。大会側は液晶プロジェクターを用意いたしますが、パソコンは演者がご持参ください。会場内のスクリーンは1枚で、複数の機器による同時投影はできません。機器の操作に補助が必要な場合は演者の方でご手配ください。液晶プロジェクターの出力解像度はXGA (1024*768)です。解像度に合わせてスライドを作成いただき、発表に先立って試写室にて正しく投影されることをご確認願います。会場では、液晶プロジェクターに入力切り替え器を介して複数のパソコンを接続し、連続して投影可能な状態にします。発表前に液晶プロジェクターへの接続をお願いします(外部モニターの認識にリスタートが必要なパソコンの場合には予めリスタートしておいてください。また、接続はミニDsub15ピン外部出力コネクターを介して行いますので、特殊な変換アダプターが必要な場合はご持参願います)。大会側ではパソコンのトラブルに対応するための人員を特に配置できませんので、使用は演者の責任で行ってください。
スライドの作成に当たっては、「色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法」をぜひともご一読願います。
一演題につき発表10分、質疑応答2分です。同一演者による複数の発表は調整させていただくことがあります。
5.講演要旨原稿の送付(締め切り6月30日)
講演発表(一般講演、シンポジウム、受賞講演)の代表者は、講演要旨をワードファイル(.doc)にて作成しWEBシステムより投稿してください。書式は大会ホームページにテンプレートを用意してありますので、ダウンロードしてご利用ください。WEBからの投稿が出来ない場合には、準備委員会事務局までご連絡ください。
6.特許
本学会は特許法第30条第1項の規定による「特許庁長官が指定する学術団体」に指定されています。講演要旨に記載されている事項に関しては、学会が確認の上、「証明書」を発行します。大会準備委員会にお問い合わせください。
7.シンポジウム
大会期間中に4件のシンポジウムを計画しています。発表方法等については、オーガナイザーを通じて演者の方に別途連絡いたします。
1)「国内育種企業の戦略」
オーガナイザー:浅尾 浩史(奈良県農業総合センター)、小泉 望(大阪府立大学)
我が国の民間育種家によって作出されたF1品種は国際的にも評価され、種苗の市場規模拡大に大きく貢献しています。さらに、遺伝子組換え技術を用いた花きが開発されています。そこで、これまでの新品種育成、F1種子の高純度採種技術や判別技術、今後のゲノム科学を用いた育種戦略などについて種苗会社の方々から情報を提供していただくとともに、会社の紹介を行っていただきます。
「品種保護制度の概要と最近の動向」
高橋 信慶(農林水産省生産局種苗課)
「タキイ種苗の育種戦略」
蔭山 節雄(タキイ種苗(株))
「スイカ及びメロンにおけるDNAマーカーの開発と利用」
橋詰 利治((株)萩原農場生産研究所)
「キリンアグリバイオの育種」
竹下 大学(キリンアグリバイオ(株))
「植物バイオ企業として花ビジネスに参入して20年」
村上 保之(サントリーフラワーズ(株))
2)「若手研究者のキャリアパス―大学の外の世界へ―」
オーガナイザー:田中 良和(サントリー)、吉田 和哉(奈良先端科学技術大学院大学)、
岡澤 敦司(大阪大学)
独立法人化より数年を経て、若手研究者のキャリアパスとして大学の外の世界が大きく開けようとしています。本シンポジウムでは、まず、パネルディスカッションにて、キャリアパスの現状や今後の課題について議論を行い、その後、各演者に大学以外での研究内容やキャリア形成についての考えを述べていただくことで若手のキャリアパス拡充のための情報を提供します。大学以外の研究や業務について知る機会の少ない学生の方々に、より産業界に近い研究の場や企業における研究開発、さまざまな業務がどんなものかを感じて頂きたいと考えています。尚、講演終了後(バイテク普及協会のプレゼンテーション後)にミキサーを設け、演者と直接コミュニケーションをとる場を提供する予定です。
1.キャリアの現状解析(奈良先端科学技術大学院大学新名敦彦)
13:00-13:15
2.パネルディスカッション(会長、幹事長参加)
13:15-13:50
3.招待講演(各講演20分話+5分質問)
14:00-15:40
「自身の研究を俯瞰し、新たな一歩を踏み出す―独法と省庁での業務経験から―」
大坪 憲弘((独)農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所)
「アグリバイオ企業の魅力」
早川 孝幸(デュポン(株))
「すべてが私のキャリアです!~研究者として、会社員として、女性として」
水谷 正子(サントリー(株))
「企業における遺伝子組換え植物の開発について」
笠原 さおり(日本製紙(株))
キャリアパスのシンポジウム終了後、特別企画として、バイテク普及協会さんから遺伝子組換え植物に関するプレゼンテーション、資料提供(15:45-16:15)があります。終了後ミキサー(-17:40)を設けます。遺伝子組換え作物の実用化の現状を理解する場にしたいと思いますので多数の参加をお待ちしております。
3)「バイオ燃料:植物バイオテクノロジーはどのように貢献すべきか」
オーガナイザー:柴田 大輔(かずさ DNA 研究所)
バイオ燃料の問題は、植物バイオマス生産が基本となるが議論が不十分である。植物バイオテクノロジーの観点からどのような研究が必要であるのかについて、多面的な議論を展開したい。
「バイオ燃料研究の世界の現状」
竹田 みぎわ(かずさDNA研)
「農業関係独立行政法人におけるバイオ燃料研究への取り組み」
片山 秀策(農研機構バイオマス研究センター)
「ホンダにおけるバイオ燃料研究の取り組み」
藤澤 義和((株)本田技術研究所基礎技術開発センター)
「バイオ燃料開発におけるリグニン制御」
梅澤 俊明(京大・生存研)
「バイオ燃料とミネラルニュートラル」
間藤 徹(京大院・農)
4)「農作物とモデル植物におけるオミックス情報の利用と展望」
オーガナイザー:福崎 英一郎(大阪大学)、矢野 健太郎(明治大学)
高速シーケンサーやタイリングアレイなどの出現は、より詳細な大規模オミックス情報を提供する一方で、個々および複数のオミックス情報を効率的にマイニングするための情報解析手法の確立が望まれる。本シンポジウムでは、ゲノム解析、遺伝子発現、QTL、さらにはオミックス情報の統合化についての話題を提供する。
「トランスクリプトーム情報からの遺伝子発見手法」
矢野 健太郎(明治大・農)
「タイリングアレイ、超高速シーケンスシステムを用いた植物の環境ストレス応答における
全ゲノムトランスクリプトーム解析」
関 原明(理研・植物科学研究センター)
「小回りが利いて役に立つゲノム情報データベースの提案」
中村 保一(かずさ DNA 研)
「ゲノムワイドの多型情報を用いた形質マッピング」
林 武司(生物研・家畜ゲノムユニット)
「イネゲノムの情報基盤整備と比較ゲノム解析」
伊藤 剛(生物研・基盤)
8.ランチョンセミナー
日時:2008年9月1日(月) 12:15~13:00
会場:A会場
主催:クミアイ化学工業(株)
共催:(株)インプランタイノベーションズ
定員:140名(セミナー当日に受付にて140名分のチケットを先着順に配布します)
「ALSを選抜マーカーとする新しい植物形質転換用ベクター」
「植物形質転換に使われている選抜マーカーについて」
高根 健一((株)インプランタイノベーションズ)
「新しい植物形質転換用ベクターについて」
河合 清(クミアイ化学工業(株))
「形質転換体選抜に使用する試薬について」
清水 力(クミアイ化学工業(株))
9.データベース講習会
日時:2008年9月2日(火) 12:15~13:15
会場:A会場
世話人:中村 由紀子(バイオテクノロジー開発技術研究組合)
「植物データベース講習会」
生命科学研究の発展にともない、多様な植物データベースが続々と世に送り出されています。本講習会は、「データベースを使うと何ができるのか」「どのような結果が得られるのか」等、植物研究における位置付けや利用の仕方について、実際にそれぞれのデータベースを開発された方々に、「使いやすさ」を主眼において解説していただき、より多くの方々の研究に役立てていただくことを目的としています。昼食時の開催となりますが、会場は飲食可ですので、昼食をお持込みいただけます(各自ご用意ください)。また、ごみのお持ち帰りにご協力くださいますようお願いいたします。
「農作物とモデル植物のトランスクリプトーム・データベース」
矢野 健太郎(明治大・農)
http://www.pgb.kazusa.or.jp/kaftom/
(KafTom:マイクロトムのcDNA情報)
http://www.kazusa.or.jp/jsol/microtom/indexj.html
(MiBASEマイクロトムのEST情報)
http://riceball.lab.nig.ac.jp/oryzaexpress/
(OryzaExpress: イネのアノテーションと遺伝子発現情報)
http://www.kazusa.or.jp/katana/
(KATANA: シロイヌナズナ遺伝子情報主要サイトの統合とリンク)
「植物研究者のための”KEGG:生命システム情報統合データベース”および”統合DB(化合物DB)”
の使い方」
時松 敏明(京大院・化研)
http://www.kegg.jp/
(KEGG)
http://www.genome.ad.jp/kusuri/
(ゲノムネット医薬品データベース)
http://lifesciencedb.mext.go.jp/
(文部科学省統合 DB 事業の概要)
「KaPPA-View3:色々な植物でのDNAアレイ・メタボローム解析に役立つ代謝マップツール」
櫻井 望(かずさDNA研)
http://kpv.kazusa.or.jp/kappa-view3/
「LC-MSデータ解析ソフトJustシリーズを用いた代謝物解析法の紹介」
中村 由紀子(バイオテクノロジー開発技術研究組合)
10.総会-授賞式-受賞講演会
2008年9月1日(月)14:15~18:40 大阪大学銀杏会館で総会を行います。引き続いて、2008年度学会賞授賞式ならびに受賞講演会を行います。受賞者の方々へは発表方法について別途連絡いたします。なお、論文賞には受賞講演はありません。(受賞者は五十音順、受賞論文は掲載順)
学術賞
「マメ科植物成分の生合成機構と分子進化」
綾部 真一(日本大学生物資源科学部)
「代謝系遺伝子組換えイネの基礎科学的および実用化に関する研究」
若狭 暁(東京農業大学農学部)
技術賞
「遺伝子組換えによるキク花色の改変」
大宮 あけみ、間 竜太郎、岸本 早苗、能岡 智、住友 克彦
(農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所)
「バイオテクノロジーを利用した品種・種苗の育成」
大越 一雄、伊東 靖之、小原 麻里、深見 正信、西川 康之、鈴木 健司
(千葉県農業総合研究センター)
「Gateway技術を用いた植物遺伝子機能解析システムの開発」
中川 強、石黒 澄衛、木村 哲哉(島根大学総合科学研究支援センター)
奨励賞
高等植物におけるフラボノイド修飾機構の分子生物学的解明」
榊原 圭子(理化学研究所植物科学研究センター)
「植物二次代謝産物の生合成に関与する遺伝子の機能ゲノム学-マメ科モデル植物を中心として-」
鈴木 秀幸(かずさDNA研究所産業基盤開発研究部)
学生奨励賞
「根粒形成に関与するマメ科 ATP-結合タンパク質の機能と生理的役割」
杉山 暁史(京都大学生存圏研究所)
「アグロバクテリウムを介した遺伝子導入におけるエチレンによる制御の分子機構解析」
野中 聡子(筑波大大学院生命環境科学研究科)
論文賞
Takizawa, M., et al., (2007) A virus-induced gene silencing approach for the suppression of
nicotine content in Nicotiana benthamiana, Plant Biotechnol., 24, 295-300
11.懇親会
2008年9月1日(月)19:00~ 大阪大学工学部生協食堂で行います。
12.評議員会
2008年8月31日(日)18:00~ 大阪大学大学院工学研究科C3棟サントリーメモリアルホールで行います。なお、詳細な地図等は評議員会案内とともに送らせていただきます。
13.問い合わせ先
〒565-0871 吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻小林研内
小林昭雄
14.宿泊案内
大会準備委員会としてのご案内はいたしません。