SOCIETY AWARDS 学会賞

鳥山 欽哉(東北大学)

「イネの細胞質雄性不稔性と稔性回復の分子基盤研究」

細胞質雄性不稔性(CMS)は核とミトコンドリアの相性が悪い時に、ミトコンドリアゲノムに存在するCMS原因遺伝子が発現し、花粉に発育不全を引き起こす現象である。一方、核にはCMS原因遺伝子を制御する遺伝子(稔性回復遺伝子)が存在し、この遺伝子が機能すると花粉発育はレスキューされる。本研究では複数のCMSイネを比較解析してそれらの分子基盤解明を進めるとともに、新規ハイブリッドライスの育種基盤を開発した。

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