ABOUT OUR SOCIETY 学会案内

日本植物細胞分子生物学会報 2011年 12月号

1 江面会長退任のあいさつ

退任にあたり会員の皆様にご挨拶申し上げます。
今期の執行部は、就任時に会長、幹事長とも49歳と従来に比べ異例に若い執行部で運営を担当させていただくことになり、若干、不安なスタートではありましたが、会員の皆様の御理解・御支援により何とか任期を全うできました。執行部を代表してお礼申し上げます。誠に、ありがとうございました。
今期は、5つのマニフェストを掲げ会の運営を行いました。他学会との連携では大型植物プロジェクトの企画・立案・設定など植物科学の推進に一定の役割を果たすことができました。30周年事業を慣行し、記念シンポジウム、記念誌、ロゴマークの制定、ロードマップの作成など、学会30周年の総括を行うとともに新たなスタートへ向けての準備を行うことができました。学会の国際化では、国内の学会と連携してGlobal Plant Council(GPC)の設立に関与するなど活動を行いました。Plant Biotechnology誌については、本学会の悲願となっていたImpact Factorの取得がなり、学会誌の新たな飛躍の準備を整えることができました。一方、若手のキャリア支援については研究者・技術者を取り巻く社会情勢の停滞もあり、今後の課題として残りました。
就任2年目(2011年3月11日)には、東日本大震災があり、学会としても様々な緊急対応を行い、会員の皆様の、正に大きな支援により、学会としても日本社会に貢献することができたと思います。本格的な復興には長い年月が必要ですが、学会としても今後も地道な支援を続けていく必要があります。ネット社会が成熟する中で”Face to face”の“絆”が見直された1年でした。今後の学会活動にも、“絆”が重要になってくると思います。 最後に、今期の執行部として全力で支えていただいた村中俊哉幹事長(大阪大学)、松倉千昭会計幹事(筑波大学)を含め幹事の皆様にお礼申し上げます。私も微力ではありますが、今後とも本学会の発展に貢献する所存です。
新年より、小関良宏会長のもと、新執行部で学会創設31年目の新たな活動がスタートいたします。昨今の植物科学を取り巻く情勢を考えますと、本学会の重要性は益々大きなものになってきます。本学会の益々の発展を心より祈念いたします。

2011年12月13日
日本植物バイオテクノロジー学会
会長 江面 浩

2 学会新執行部(2012年1月1日より)

会長:小関良宏(東京農工大学大学院工学研究院)
幹事長:青木俊夫(日本大学生物資源科学部)
編集委員長:出村 拓(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス科)
会計幹事:児玉浩明(千葉大学大学院融合科学研究科)

幹事:
大坪憲弘(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所)
岡澤敦司(大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻)
小泉 望(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
原 康弘(トヨタ自動車株式会社 FP部)
平井優美(独立行政法人 理化学研究所植物科学研究センター)
矢野 健太郎(明治大学農学部)
吉田 薫(東京大学大学院農学生命科学研究科)
吉松嘉代(独立行政法人医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター)

会計監査:調整中

3 2012年度学会賞の推薦のお願い

2012年度の日本細胞分子生物学会賞の推薦をお願い致します。受賞候補者の推薦は、本年12月末日までに幹事長宛に、電子メール(件名に学会賞応募の旨を記す)または書面にてお願い致します。推薦にあたっては、候補者の氏名、所属、連絡先住所、電話およびファックス番号、電子メールアドレス、仮研究題目または簡単な研究内容をお知らせください。また、推薦にあたっては候補者の内諾をおとりください。

4 Plant Biotechnology誌の投稿方法の変更について

これまでPlant Biotechnology誌への投稿は原則、E-mailでのPDFファイルの送付にしておりましたが、この度、J-Stageの電子投稿審査システム(J-Stage 3)に採用され、年度内にWebからの投稿に移行することになりました。多くの会員の皆様におなじみのトムソン・ロイター社のScholarOneタイプのシステムとなります。現在、年度内の運用開始に向けて準備を進めているところです。準備ができ次第、ホームページやメーリングリスト等でご案内差し上げる予定ですので、もうしばらくお待ちください。

5 2012年度大会シンポジウムのご案内

2012年度大会シンポジウムのご案内

6 2012年度年会費納入のお願い

一般会員の方々には、すでに、年会費の請求をお送りいたしました。本学会は、翌年度の年会費を前年度末までに納入いただくことになっています。忘れずに納入いただきますようお願い申し上げます。また、学生会員で今年度ご卒業される方は、一般会員への種別変更、または、退会の手続きを、2月28日までにお願いいたします。変更、退会につきましては、学会事務局まで、EmailもしくはFAXでご連絡ください。

7 IAPBへのお誘いについて

本学会の会員は、International Association of Plant Biotechnology (IAPB)に入会することができます。IAPB会員になりますと、英文誌In Vitroが年に2回届けられ、また、IAPBの国際会議に会員割引料金にて参加できます。これまでIAPB の年会費は4000円でご案内してきましたが、2012年度より3000円に変更いたします。新たにIAPB入会希望の方は、学会事務局までご連絡ください。

8 会員専用ページ(マイページ)のご案内について

2012年度よりホームページ上に会員のみ接続可能な会員専用ページ(マイページ)を導入することとなりました。一般会員の方々には、すでに、年会費の請求と併せて、マイページのご案内を差し上げました。お送りしたID、パスワード等の使用、保管には十分お気をつけ下さい。マイページでは、会員個人ページで、現在の登録情報の確認・変更、会員名簿の検索・閲覧、年会費納入状況の確認、パスワードの変更などができるようになります。利用開始は、2012年1月下旬の予定です。開設されましたら、あらためてメールニュース等でご連絡させていただきます。

9 日韓セミナーの報告

第6回日韓合同セミナー「次世代の植物バイオテクノロジー」が12月2日から4日に成田市で開催され、両国の研究者約23名が参加して作物ゲノム、分子育種、代謝工学およびシステム生物学に関する議論が行われました。

オーガナイザー:山崎真巳(千葉大学)、Byoung-Cheorl Kang(Seoul National University)
スポンサー:日本学術振興会、韓国科学財団

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