齊藤和季先生が「島津賞」を受賞
本学会員の齊藤和季先生(国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター センター長)が、第42回(2022年度)島津賞を受賞されました。
「島津賞」は、科学技術、主として科学計測に係る領域で、基礎的研究および応用・実用化研究において著しい成果をあげた功労者を公益財団法人 島津科学技術振興財団が表彰するものです。
対象となった研究業績は「植物メタボロミクス・統合オミクスの開拓による植物科学の新展開」で、本学会から推薦しました。複数の質量分析計によるメタボローム解析プラットフォームの確立、優れたピークアノテーション手法の開発などによりメタボロミクス解析基盤を確立したこと、さらに、開発した先端的植物メタボロミクスを他のオミクスと統合し、新規で有用な植物代謝産物の発見のみならず、これらの生産に関わる遺伝子の同定とバイオテクノロジーへの応用を実現したことが、学術面だけでなく社会的にも多大な貢献をしていると高く評価されました。
齊藤先生のご功績に敬意を表し、会員の皆様と共にご受賞を心よりお慶び申しあげます。