篠崎一雄会員が国際生物学賞を受賞
本学会員の篠崎一雄先生(理化学研究所・環境資源科学研究センター・特別顧問)が、第36回(令和2年)国際生物学賞を受賞されました。
国際生物学賞は、昭和60年(1985年)に昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究を記念するとともに生物学の奨励を図るため、生物学の研究において世界的に優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者に授与することを目的として設けられました。
篠崎先生は、植物の環境ストレス、特に乾燥に対する耐性獲得とその応答のメカニズムを世界に先駆けて分子生物学的手法により解明し、この分野を先導してこられました。これらの研究と成果は、基礎植物科学の重要な発展をもたらすだけでなく、今後の世界の食糧危機にとっても重要な応用分野の進展に寄与するものと認められました。篠崎先生のご功績に敬意を表し、会員の皆様と共にご受賞を心よりお慶び申しあげます。