Plant Biotechnology 論文投稿の手引き
- 1. Scope ⬇️
- 2. 論文のカテゴリーについて ⬇️
- 3. 原稿作成のガイドラインについて ⬇️
- 4. 略語(Abbreviations)と単位について ⬇️
- 5. 投稿について ⬇️
- 6. 査読過程について ⬇️
- 7. 採択後について ⬇️
- 8. 掲載料金について ⬇️
- 9. Quick checklist ⬇️
1. Scope
- Plant Biotechnology (ISNN 0289577)は、細胞、組織、器官、個体レベルで植物科学に新たな知見をもたらす、基礎研究や応用研究に関する未発表の原著論文を掲載する。分子細胞生物学、生理学、遺伝学、育種学、遺伝子組換えやゲノム編集技術、合成生物学、バイオインフォマティクスなど、植物生物学に関する様々な分野の投稿を歓迎する。Plant Biotechnologyは、基礎研究や応用研究に有用な新規の実験手法や実験ツールに関しても投稿を受け付ける。
2. 論文のカテゴリーについて
- 2-1. Review
- 2-2. Mini Review
- 2-3. Original Paper
- 2-4. Short Communication
- 2-5. Note
- 本雑誌は、未発表の情報を提供する5種類のカテゴリー(Review、Mini Review、Original Paper、Short Communication、Note)の原稿を受け付けている。各カテゴリーには刷り上がりページの基準がある。大まかな目安として、FigureやTableがない場合、900単語程度が刷り上がり1ページに相当する。
2-1. Review
- Reviewは、植物科学における現在の研究の包括的な概要を提供することを目的とする。本雑誌は、Reviewへの投稿を日本植物バイオテクノロジー学会(JSPB)会員から受け付けている。ただし、非会員からの投稿も、編集長から招待があった場合に受理が考慮される。Reviewは、トピックに関して独自の視点を提示するとともに、関連する文献によって十分に裏付けられた内容であることが求められる。刷り上りは10ページ以内とする。
2-2. Mini Review
-
- Reviewと同様に、Mini Reviewも日本植物バイオテクノロジー学会会員からの投稿を受け付けているのに対し、非学会員からの投稿は、編集委員長から招待された場合に受理が考慮される。Mini ReviewはReviewよりも短く、刷り上がりは6ページ以内とする。
2-3. Original Paper
- Original Paperは、植物生物学研究への新たな知見を示すもの、もしくは植物バイオテクノロジーの発展に貢献する新しいアプローチや手法、ツール、リソースなどを提示することが求められる。刷り上りは6ページ以内とする。
2-4. Short Communication
- Short Communicationは、迅速な査読や出版が必要な、非常に興味深い新しい発見を含むものとする。原稿はOriginal Paperの構成に従うものの、各見出しセクションは分けないように作成する。刷り上りは4ページ以内とする。
2-5. Note
- Noteは、Original Paperとしてまとめるには十分ではないものの、生物学的な制御機構に関する独自の発見や、大幅に改良された方法やツールなどを含むものとする。原稿は各見出しセクションを分けないように作成する。刷り上りは4ページ以内とする。
3. 原稿作成のガイドラインについて
- 3-1. 概要 ⬇️
- 3-2. ファイル形式 ⬇️
- 3-3. 原稿の構成 ⬇️
- 3-4. 表紙ページ ⬇️
- 3-5. 第2ページ ⬇️
- 3-6. Abstract ⬇️
- 3-7. Key words ⬇️
- 3-8. 本文 ⬇️
- 3-9. Accession numbers ⬇️
- 3-10. Author contribution ⬇️
- 3-11. Funding ⬇️
- 3-12. Conflict of interest and supplementary files ⬇️
- 3-13. References ⬇️
- 3-14. Tables ⬇️
- 3-15. Figures ⬇️
- 3-16. Supplementary information ⬇️
3-1. 概要
- 原稿は全編にわたり、正確、簡潔、明瞭であることが求められる。フォントはTimes New Romanを推奨する。各セクションの最初の段落の1行目は左寄せにすること。標準の形式を確認するために、Plant Biotechnologyの最新号を参照することを推奨する。
- 原稿が「論文原稿の手引き」に従わず、本論文の形式に従っていないと判断された場合、編集委員は著者に、原稿を再構成したうえで再投稿するよう求めることがある。
3-2. ファイル形式
- ・本文: DOC (.doc)もしくはDOCX (.docx)ファイル
- ・Tables: DOC (.doc)、 DOCX (.docx)ファイル、もしくはExcelファイル (.xls or .xlsx)。doc/.docx で作成したTablesは、Min Documentに含めても良い
- ・Figures: TIFもしくはJPGやPDFファイル
- ・Supplementary files: PDFもしくは動画(mp4, avi or mov)ファイル
3-3. 原稿の構成
Review and Mini Review
- -表紙ページ
- -第2ページ
- -Abstract
- -Key words
- -本文(Introductionから始める)
- -Acknowledgements
- -Author contribution
- -Funding
- -Conflict of interest
- -Description of supplementary files
- -References
- -Tables
- -Figure legends
- -Figures
- -Supplementary files
Original Paper
- -表紙ページ
- -第2ページ
- -Abstract
- -Key words
- -Introduction
- -Materials and methods
- -Results
- -Discussion
- -Accession numbers
- -Acknowledgements
- -Author contribution
- -Funding
- -Conflict of interest
- -Description of supplementary files
- -References
- -Tables
- -Figure legends
- -Figures
- -Supplementary files
Short Communication and Note
- -表紙ページ
- -第2ページ
- -Abstract
- -Key words
- -本文
- -Accession numbers
- -Acknowledgements
- -Author contribution
- -Funding
- -Conflict of interest
- -Description of supplementary files
- -References
- -Tables
- -Figure legends
- -Figures
- -Supplementary files
3-4. 表紙ページ
表紙ページには以下の項目を指定の順番に従って記載する。以下の事項が1ページを超える場合、第2ページを使用することができる。
- 1) タイトル: タイトルは研究の結果もしくは結論を、簡潔で内容が伝わるようする。略語や方程式、化学式の使用は避ける。
- 2) 著者名 (フルネーム)
- 3) 著者の所属研究機関: 郵便物が送付可能な範囲で、できるだけ簡略化して記載する。 (例: 奈良先端科学技術大学院大学の場合、Nara Institute of Science and Technology, Ikoma, Nara 630-0192, Japan)
3-5. 第2ページ
第2ページには以下の項目を指定の順番に従って記載する。
- 1) 責任著者の名前・住所・電話番号・E-mailアドレス(和文の郵便宛先を併記)
- 2) Running title (スペースを含めて60字以内)
- 3) Abbreviations
- 4) Footnote(現住所など)
3-6. Abstract
- Abstractは、様々な分野の読者が理解できるように、研究の背景や主な結果、結論を要約する。250語以上の長さにならないようにする。
3-7. Key words
- 著者は、キーワードやキーフレーズをアルファベット順に5個以内記載する。一般的な言葉は避ける。
3-8. 本文
- ReviewsとMini Reviewsは、Introductionから始め、著者が定めたタイトルのセクションを続ける。Original Papersの本文は、Introduction、Materials and methods、Results、Discussionのセクションに分けて作成する。ResultsとDiscussionは、読者にとってより理解しやすいと判断される場合、1セクションにまとめることも可能である。Short CommunicationsとNotesはIntroduction、Materials and methods、Results、Discussionの各セクションを分けずに作成する。詳細な実験方法や実験材料はsupplementary filesとして作成することも可能である。
著者は、読者が同じ実験を再現できるように実験材料や方法に関する詳細な情報を記述する必要がある。原稿に示されている結果を得るために行なった、公開されている実験方法から修正したあらゆる点についても示す必要がある。- 略語(Abbreviations)は最初に記述する際、正式名称を示すこと。
- 本文中で引用する場合の記載は、以下の通りとする。
- 1) 文献は著者と出版年を記載する。著者が3名以上の場合、第1著者の名前の後にet al.と記載する。例:(Bird 2002)、(Cao and Jacobsen 2002)、(Finnegan et al. 1996) 。
- 2) Figuresやtablesを記載する時は 通常のフォントでFigureやTableと表記する。例:(Figure 1B, left)。複数のパネルを引用する時はカンマでつなぎ、andは使用しない。例: (Figure 1A, B, C)。
- 3) オンラインリソースは、以下のように引用する。例: Figure was generated using FigTree [version 1.4.4, http://tree.bio.ed.ac.uk (accessed Jul 30, 2021)]。
3-9. Accession numbers
- 遺伝子、cDNA、ゲノム、タンパク質、シークエンシングリード等の配列は事前にINSDC構成機関のデータベース(DDBJ、EBI、NCBI)に登録する。原稿にアクセション番号を記載する。
3-10. Author contribution
- 各著者の論文への貢献は、著者であることを正当化するために十分重要でなければならない。著者らは、論文に記載された研究に関する主要な部分の責任を負う。責任著者は、全ての著者が研究に実際に貢献していることや、全ての著者が投稿前に論文の最終版をチェックした上で承認していることを確認する責任がある。著者として指名された全てのメンバーが、国際医学雑誌編集者委員会 (ICMJE) が定めた基準を満たしているか確認することを推奨する。
3-11. Funding
- 資金提供者が別途指定しない限り、著者は全ての資金源や助成金番号を記載する必要がある。特定の資金の受領者として個人を説明する場合、資金源の名前または助成金番号の後に著者のイニシャルを追加する。例: This work was supported by JSPS KAKENHI Grant Numbers JP12345678, JP98765432 (to AB)、もしくはThis work was supported by JSPS KAKENHI to AB (JP12345678 and JP98765432)。研究をサポートする資金がなかった場合についても、その旨を記載する。
3-12. Conflict of interest and supplementary files
- 著者は、論文の研究内容に偏見を引き起こす可能性のある経済的利益やつながりを開示しなければならない。また、関連する資金源、個人的な関係、研究における競合について記載する必要がある。責任著者は、全ての著者の関連する商業的関係やその他の関係を開示する責任を負う。利益相反の存在は、ジャーナルへの論文の掲載を妨げるものではない。著者に利益相反がない場合は、このセクションに「No conflict of interest declared」と記載する必要がある。Conflict of interestのセクションの後に、全てのsupplementary filesのタイトルを記述するDescription of supplementary filesのセクションを作成する。
3-13. References
- 引用文献はアルファベット順に以下の通り記載する。
- 単独著者の場合:
- Bird AP (2002) DNA methylation patterns and epigenetic memory. Genes Dev 16: 6-21
- 2人著者の場合:
- Cao X, Jacobsen S (2002) Role of the Arabidopsis DRM methyltransferase in de novo methylation and gene silencing. Curr Biol 12: 1138-1144
- 3名以上の著者の場合:
- Finnegan EJ, Peacock WJ, Dennis ES (1996) Reduced DNA methylation in Arabidopsis thaliana results in abnormal plant development. Proc Natl Acad Sci USA 93: 8449-8454
- 著者名が11名を超える場合、最初の10名を記載し、11名以降をet al. とする。
- 著書の一章:
- Ehrlich M (2002) DNA hypomethylation and cancer. In: Ehrlich M (ed) DNA Alterations in Cancer. Eaton Publishing, Natick, Massachusetts, pp 273-291
- 書籍:
- Sager R (1972) Cytoplasmic Genes and Organelles. Academic Press, New York
- プレプリント:
- Premarathne MDGP, Fukutome N, Yamasaki K, Hayakawa F, Nagano AJ, Mizuno H, Ibaragi N, Nagano Y (2021) Elucidation of Japanese pepper (Zanthoxylum piperitum De Candolle) domestication using RAD-Seq. Preprint: https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.12.29.424752v3
- GitHubなどのプログラム共有サイト:
- Nick JD (2021) ORForise – Prokaryote Genome Annotation Comparison and Analysis Platform. GitHub: https://github.com/NickJD/ORForise (Accessed Jul 30, 2021)
- オンラインリソース:
- Shorthouse DP (2010) SimpleMappr, an online tool to produce publication-quality point maps. URL: https://www.simplemappr.net (accessed Jul 30, 2021)
3-14. Tables
- 各Tableは、アラビア数字で連続した番号を付ける(例: Table 1、Table 2)。また各Tableは、ページを分けて作成する。Tableには、読者が本文を参照しなくても内容を理解できるように、簡潔で適切に内容を伝えるタイトルをつける。その際、タイトルの最後にピリオドはつけない。さらに重要な説明はfootnoteに記載できる。ただし、Materials and methodsに実験条件が記載されている場合は記載する必要はなく、本文中で略語が定義されている場合も説明する必要はない。測定値には、統計解析により得られた標準偏差、もしくは標準誤差を表示する。
3-15. Figures
- 各Figureはアラビア数字で連続した番号を付ける(例: Figure 1、Figure 2)。また各Figureは、ページを分けて作成する。全ての図は、直接印刷できるようにサイズを調整する。幅はsingle columnの場合は8.6 cm以内、double columnの場合は17.8 cm以内とし、高さは24 cm以内とする。Figureに複数のパネルが含まれている場合、各パネルの左上隅にA、B、Cと大文字のアルファベットでラベルを追加する。その際、カッコはつけない。また、ラベルのフォントサイズは12ポイントとし、太字で表記する。
- 線画は、複製に適したカラー、グレースケール、白黒の表記で用意する。CMYKカラーではなく、RGBカラーを使用する。ハーフトーンのイラストは、600-1200 ppi (dpi)の鮮明で光沢のある高品質の写真画像として提出する。カラーイラストは 300 ppiを超える必要がある。複雑なハッチングパターンの使用は避け、代わりにシンプルなパターンや配色を図全体を通じて使用する。また、色覚異常の人に配慮した色の使用を考慮する。
- 図は実際のサイズで用意するが、編集事務局は図のサイズを縮小する権利を有するものとする。Arialなどのsans serifフォントを8ポイントのサイズで使用する。6ポイント未満のフォントサイズは使用しない。写真には、スケールバーをきちんと表示する。
- 全てのグラフには、X軸とY軸の線が必要である。文字や数字は6ポイント以上のフォントサイズにする必要があり、もしくは実際のサイズが2 mmより大きくなるように記載する。
- Figureのlegendは本文を参照せずに図を理解できるよう、個別の説明を記載する。Materials and methodsに実験条件が記載されている場合、legendには記載する必要はなく、本文中で略語が定義されている場合も説明する必要はない。
- 著者は投稿前に、Quick Check List(9を参照)を使用して、FigureやTableを含めて原稿が論文の形式に従っているか確認することを推奨する。
3-16. Supplementary information
- Supplementary information には、Figure、Table、Dataset、Method、Videoなどがある。本文内の全ての補足ファイル (例: Supplementary Figure S1, Supplementary Table S1, Supplementary Dataset1) を引用し、Conflict of interestのセクションの後にタイトルをまとめたリストを作成する(3-12)。編集事務局ではsupplementary informationの編集は行わず、出版された内容については全責任を著者が負う。
- 著者は、Reviewを含むあらゆるカテゴリーの原稿に対して、Videoを投稿することができる。可能な限り30-60秒以内、10 MB未満のVideoを.mp4、.avi、.movファイルとしてアップロードする。Supplementary videoのlegendは、統合されたPDFファイルに含めるのではなく、個別のDOC/DOCXファイルで作成することを推奨する。
4. 略語(Abbreviations)と単位について
- 標準ではない略語は、第2ページに正式名称を記載する必要がある(3-5)。
- 国際単位系(SI)を使用する必要がある(例:mg、g、kg、m、cm、mm、l (liter)、ml、s (second)、min (minute)、h (hour)、mol)。各学問分野で慣用的に用いており、SI単位に書き換え難い非SI単位は使用しても差し支えない。ただし、異なる単位系の単位を混用してはならない。(例:kg/cm2とbarなど)。濃度はμg/lではなく、μMやμg l-1を使用する。数値を記載する場合、単位の前にスペースを入れる (例:2 m、50 μM)。ただし、パーセントや温度の場合、 数値と単位の間にスペースは入れない (例:10%、4°C)。
5. 投稿について
- 5-1. カバーレター
- 5-2. 投稿前に確認すること
- 5-3. 新規投稿
- 5-4. 修正した原稿の再投稿
5-1. カバーレター
- 投稿する際、以下の情報が記載されたカバーレターを必要である。
- -原稿のタイトル
- -論文のカテゴリー (Review、Mini Review、Original Paper、Short Communication、Note)
- -論文の新規性と重要な成果や、植物科学や植物バイオテクノロジーの研究分野への貢献についての簡潔な説明
- -推薦する、もしくは反対する編集者や査読者
- -利益相反などのその他の重要な情報
5-2. 投稿前に確認すること
- 投稿開始する前に、著者はこの投稿の手引きを注意深く読むこと。論文が投稿の手引きの指示に従っていない場合、編集事務局または編集委員会は著者に対して、査読を行う前に、原稿の形式の修正を依頼する場合がある。標準の形式を確認するために、Plant Biotechnologyの最新号を参照すること。
- 論文は、明瞭、簡潔であり、文法に基づいた英語の文章で作成する。英語を母国語としない著者は、投稿前に科学論文の執筆経験のある英語を母国語とする人に原稿をチェックしてもらうことを強く推奨する。これにより、査読や採択後の論文公開の作業が大幅に簡易化される。
- 著者は、bioRxivなどのプレプリントサーバーに投稿された論文を投稿することができる。ただし、投稿する際、カバーレターにこの点について言及すること。また、本誌に投稿後は、他のバージョンの原稿をプレプリントサーバー上に投稿することはできない。論文が本誌のWebサイトに公開された際、プレプリントを公開された論文へリンクする必要がある。
5-3. 新規投稿
- 全ての原稿は以下のサイトから投稿する。
- http://mc.manuscriptcentral.com/pb
- ユーザーアカウントを作成し、ユーザーIDとパスワードを取得する。投稿を開始する際、Authorを選択し、Start New Submissionをクリックする。
- 原稿を受理した後、編集事務局は著者に対して、論文採択後の掲載料の支払いに同意することを求める場合がある。著者が同意に応じない場合、原稿は査読のプロセスに進みません。
- 投稿の際トラブルが生じた場合、編集事務局に連絡すること。
plant-biotech[at]bunken.co.jp - (メールを送信する際、[at]を@に置き換える)
5-4. 修正した原稿の再投稿
- 著者は、再投稿の査読結果を受けてから2ヶ月以内に、担当編集者および査読者からのコメントへの回答書とともに修正した原稿を再投稿する必要がある。いかなる理由でも、担当編集者に通知せずに2ヶ月以内に修正された原稿が投稿されなかった場合、著者は投稿を取り下げたものと見なされる。著者が 2か月以上経過した後に修正した原稿を再投稿した場合、その原稿は新規投稿として扱われ、最初の査読の担当者とは異なる編集者および査読者が担当する場合がある。
6. 査読過程について
- 6-1. Journal policy
- 6-2. Peer review
6-1. Journal policy
- Plant Biotechnology誌に投稿された原稿に関する、科学的不正行為、または倫理違反の申し立ては、編集委員会によって調査され、日本植物バイオテクノロジー学会の倫理規定に従って措置が講じられる。
- 研究の客観性と透明性を保証し、倫理的および職業的行動の原則が遵守されるように、原稿には、Fundingや潜在的な利益相反(経済的または非経済的)、インフォームド・コンセント(研究に人間の参加者が関与する場合)や、動物福祉に関する声明(研究に動物が関与する場合)などの情報を含める必要がある。Plant Biotechnologyは責任著者に対し、査読中または出版後に倫理基準への準拠に関する文書を収集して提供するよう依頼する場合がある。また編集委員長は、上記のガイドラインに従わない原稿を拒否する権利を有する。著者は、虚偽の記述や上記のガイドラインを遵守しなかった場合の責任を負う。
6-2. Peer review
- 原則として、原稿は1名の担当編集者と2名の査読者によって審査される。Plant Biotechnologyでは、査読者は著者の情報を知っているのに対して、著者には査読者の情報を通知しない、single-anonymized review processを採用している。最終的な決定は査読者のコメントに基づいて担当編集者によって行われる。修正が必要な原稿は、担当編集者および査読者から指摘された問題点を明記したコメントとともに返却される。査読の際、査読者と担当編集者は、投稿された論文のカテゴリーが適切かどうかを検討する。検討の結果、著者に別のカテゴリーを選択して原稿を再投稿することを求める場合がある。
7. 採択後について
- 7-1. 概要
- 7-2. 研究機関レポジトリーへの登録
- 7-3. 複写について
7-1. 概要
- 日本植物バイオテクノロジー学会はPlant Biotechnologyで出版が認められた全ての資料の普遍的な著作権を所有する。論文はクリエイティブコモンズライセンスCC-BYの条件に基づいて配布される。この条件に従わない使用、配布、複製は許可されない。
- 採択後は、編集事務局の指示に従って電子ファイルを提出する。責任著者はゲラ刷りを受け取り、内容の変更は著者の費用負担で行われる。著者は、論文が掲載される号の冊子体を注文することができる。価格表と注文書は、ゲラ刷りとともに送付される。
7-2. 機関レポジトリーへの登録
- Plant Biotechnologyに掲載された論文は、日本植物バイオテクノロジー学会の許可なしに学術機関レポジトリーに登録することができる。著者は論文の文献情報を明示する必要がある。
7-3. 複写について
- 本誌に掲載された論文に記載されているあらゆるものを複写したい方また複写したい組織は、この出版物の著作権者所有者から著作権処理を委託された次の団体から許可を取得する必要がある。
一般社団法人 学術著作権協会 (JAC)
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目6-41 乃木坂ビル2階
Phone: 03-3475-5618
E-mail: info[at]jaacc.jp←[at]を@に変更する
8. 掲載料金について
- 8-1. 掲載料
- 8-2. ページチャージ
8-1. 掲載料
- 掲載料は1論文あたり40,000円。責任著者が日本植物バイオテクオロジー学会会員の場合、この掲載料は免除される。
8-2. ページチャージ
- 規定のページチャージは以下の通り:
- 1) Review、Mini Review、Original Paper: 規定の刷り上がりページ数*まで1論文につき40,000円。
- 2) Short Communication、Note: 規定の刷り上がりページ数*まで1論文につき30,000円。
- *Reviewは10ページ、Mini ReviewとOriginal Paperは6ページ、Short CommunicationとNoteは4ページ。
- 規定刷り上がりページ数を超えた場合、超過ページごとに15,000円の追加料金がかかる。Plant Biotechnologyでは、カラーページチャージは無料である。
Quick checklist
- 1. Title
- ☐ 略語を含めない
- ☐ Running titleはスペースを含めて60字以内にする
- 2. Abstract
- ☐ 研究の背景や主な結果、結論を記載する
- ☐ 引用文献は記載しない
- ☐ 複数回使用されない限り、略語を使用しない
- ☐ 250語を超えてはいけない
- 3. Main text
- ☐ 各セクションの最初の段落の 1行目は左詰めで記載する
- ☐ Figuresは、通常のフォントでFigure Xと記載する(例:Figure 1B, left).
- ☐ Figure内の複数の図は、andを使用せずに、カンマで区切って記載する (例: Figure 1A, B, C)
- ☐ 3名以上の著者による参考文献は、第1著者の姓、カンマをつけずに通常のフォントでet al.、掲載年を記載する(例:Yang et al. 2004)
- 4. Tables
- ☐ 簡潔なタイトルをつける。最後にピリオドは付けない
- ☐ 重要な情報を含むfootnotesを付ける
- ☐ 平均値を標準偏差(SD)または標準誤差(SE)とともに表示する
- 5. Figures
- ☐ 幅はsingle columnの場合は8.6 cm以内、double columnの場合は17.8 cm以内、高さは24 cm以内にする
- ☐ 各パネルは、左上隅にカッコなしで、大文字および太字(フォントサイズは12ポイント)でA、B、Cとして表記する
- ☐ Arialなどのsans serifフォントを8ポイントのサイズで使用する。6ポイント未満で使用しない
- ☐ CMYKではなく、RGBカラーを使用する
- ☐ 写真には、スケールバーを表示する
- ☐ グラフには、X軸とY軸に線を明確に引く
- ☐ 簡潔なタイトルを付ける
- 6. References
- ☐ 雑誌名は斜体。巻番号は通常のフォントを使用する
- ☐ 不要なカンマやピリオドの使用は避ける(標準的なスタイルについては、最新号のPlant Biotechnologyを参照する)
- 7. Others
- ☐ 数値と単位の間にスペースを挿入する(例:2 m, 50 μM)。パーセントや温度の場合、 数値と単位の間にスペースは挿入しない(例:10%, 4°C)
- ☐ 遺伝子、cDNA、ゲノム、タンパク質、シークエンシングリード等の配列はINSDC構成機関のデータベース(DDBJ、EBI、NCBI)に登録し、アクセション番号を記載する