MEETING 大会情報

第25回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム

お知らせ

下記のとおり第25回の大会・シンポジウムを開催いたします。多数の御参加をお待ちしております。
>>日程・プログラム(PDF:276KB)

1.会期

2007年8月7日(火)、8日(水)、9日(木)
なお、市民公開シンポジウムを8月7日(火)に開催いたします。

2.会場

千葉大学工学部(西千葉キャンパス)(千葉市稲毛区弥生町1-33)

交通:総武線西千葉駅から徒歩約5分
   京成線みどり台駅から徒歩約15分

3.大会参加申し込み(5月11日から参加費、懇親会費が変わります)

学会誌にとじ込みの郵便局払込取扱票(第25回日本植物細胞分子生物学会大会準備委員会宛)に所定事項をご記入の上、参加費、懇親会費を送金してください。

通信欄が、参加申し込み票を兼ねていますので、黒インクで明瞭に記入してください。郵便局備えの払込取扱票を使用される場合は、通信欄に、「氏名(要:ふりがな)」、「所属(略称)」、「連絡先(E-mail、Tel、Fax、郵送先)」、「送金内訳(参加費、懇親会費等の金額)」をご記入の上、下記の郵便口座へ払い込んでください。

口座番号:00130-7-669425
加入者名:第25回日本植物細胞分子生物学会大会準備委員会

一旦払い込まれた大会参加費、懇親会費等は返却いたしませんので、予めご了承ください。整理の都合上、払込取扱票による参加申し込みは6月14日で打ち切らせていただきます。それ以降は、大会当日の受付でお申し込みください。

5月10日までの申し込み

  一般会員 学生会員 非会員
大会参加費 6,000円 2,000円 9,000円
懇親会費 6,000円 3,000円 6,000円
要旨集のみ 一部2,000円

5月11日以降の申し込み

  一般会員 学生会員 非会員
大会参加費 8,000円 3,000円 11,000円
懇親会費 7,000円 3,000円 7,000円
要旨集のみ 一部3,000円

賛助会員の団体に所属する方でも個人で会員になっていない場合、会員扱いにはなりません。特別賛助会員の団体に所属する方は、個人が非会員でも発表、参加が可能な場合があります。しかし、予め手続が必要ですので5月10日までに学会本部(会計幹事)へご連絡ください。

4.一般講演

一般講演は口頭発表で行い、液晶プロジェクターをご使用願います。スライドプロジェクターは使用できませんのでご注意ください。大会側は液晶プロジェクターを用意いたしますが、パソコンは演者がご持参ください。会場内のスクリーンは1枚で、複数の機器による同時投影はできません。機器の操作に補助が必要な場合は演者の方でご手配ください。液晶プロジェクターの出力解像度はXGA(1024*768)です。解像度に合わせてスライドを作成いただき、発表に先立って試写室にて正しく投影されることをご確認願います。会場では、液晶プロジェクターに入力切り替え器を介して複数のパソコンを接続し、連続して投影可能な状態にします。発表前に液晶プロジェクターへの接続をお願いします(外部モニターの認識にリスタートが必要なパソコンの場合には予めリスタートしておいてください。また、接続はミニDsub15ピン外部出力コネクターを介して行いますので、特殊な変換アダプターが必要な場合はご持参願います)。大会側ではパソコンのトラブルに対応するための人員を特に配置できませんので、使用は演者の責任で行ってください。

スライドの作成に当たっては、「色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法」のサイトhttp://www.nig.ac.jp/colorをぜひともご一読願います。

一演題につき発表10分、質疑応答2分です。 同一演者による複数の発表は調整させていただくことがあります。

「一般講演の申し込み」(締め切り5月10日

一般講演の申し込みは、演者が代表して行ってください。なお、演者は本学会会員に限りますので、現在学会員でない方は入会手続きをしてください。また、大会参加申し込みを伴わない演者による一般講演申し込みは受け付けられませんのでご注意ください。以下のa)、b) いずれかの方法で、5月10日までに大会準備委員会にお申し込みください。

「一般講演申し込み書式」をダウンロードし、記入後、添付書類としてE-mailでお送りください。その際、subject欄に「25jspcmb講演申し込み」と記してください。印刷物2部を郵送していただいても結構です。

学会誌とじ込みの「一般講演申し込み用紙」に所定事項を記入し、そのコピー2部(オリジナルのページは控えとして保存してください)を下記の大会準備委員会へ郵送していただいても結構です。

〒271-8510 松戸市松戸648
千葉大学園芸学部植物細胞工学研究室内
第25回日本植物細胞分子生物学会大会準備委員会

5.講演要旨原稿の送付(締め切り6月14日

講演発表(一般講演、シンポジウム、受賞講演)の代表者は、学会誌とじ込みの講演要旨原稿用紙を用い、下記の「要旨原稿作成要領」を参考に原稿を作成し、オリジナルとそのコピー2部を添えて6月14日までに大会準備委員会宛へ郵送してください。

とじ込みの用紙の代わりに通常の上質紙を用いても構いません(外枠はつけないでください)。ただし、印刷物などを張り付ける場合は、とじ込みの用紙を用いてください。脱落しないよう、糊質にご注意ください。

「要旨原稿作成要領」
1.用紙サイズはA4、上部 4 cm、下部 3 cm、左右 3 cmの余白をとってください。
2.和文または英文で表記してください。
3.上記の枠内で、35-40行程度(演題-氏名-所属の領域を含む)、和文の場合一行当たり、35-40字程度、英文の場合一行当たり80-90字程度を目安としてください。
4.第一行目から、「演題」改行、「発表者氏名」改行、「所属」の順に記入してください。以上の領域は必ずセンタリング(中央揃え)してください。登壇者(演者)にはアンダーラインをしてください。氏名と所属の対応は、一般講演申し込み用紙の記入例に従って、上付けの数字で表わしてください。学名はイタリック表記にしてください。
5.「所属」の行から2行あけて、本文をはじめてください。

6.シンポジウム

大会期間中に4件のシンポジウムを計画しています。発表方法等については、オーガナイザーを通じて演者の方に別途連絡いたします。

1)「植物工場を用いた高付加価値物質生産」

オーガナイザー:後藤英司(千葉大・園芸)

   「植物工場の種類・特徴と将来展望」
      後藤英司(千葉大学園芸学部)
   「人工光完全制御型植物工場の研究開発動向」
      渡邊博之(玉川大学農学部)
   「組換えレタスを用いたワクチン成分生産(仮題)」
      澤田和敏(出光興産株式会社)
   「遺伝子組換え植物工場の開発」
      安野理恵(産業技術総合研究所ゲノムファクトリー研究部門)

2)「花きのバイオテクノロジーの最前線~実用化を見据えた研究戦略」

オーガナイザー:大坪 憲弘((独)農研機構 花き研究所 新形質花き開発研究チーム)、
        阿部 知子((独)理化学研究所 仁科加速器研究センター 共用促進部門)

遺伝子組換え花きとしての青いバラやカーネーションが一般にも認識されつつありますが、一方で分子育種や基礎研究の素材としての花の可能性については、研究者にもまだ十分に理解されているとは言い難いのが現状です。多数の植物種で遺伝子導入系が確立されていること、花の形や色は表現型の変化を認識しやすいこと、一般には食料と切り離して捉えられていることなどの点から、花きは現在、遺伝子組換え植物の実用化に最も近いと言っても過言ではありません。
本シンポジウムでは、農林水産研究高度化事業・府省連携型研究で2005年度より進めている2つの花きのプロジェクト「CRES-T法による新規形質花きの作出と分子育種技法としての確立」および「重イオンビーム照射による組換え花卉高品位化技術の開発」に参画する花きの分子育種に高い実績を持つ産学官の研究者より、それぞれの立場からの花きの利用技術と実用化戦略、さらには遺伝子組換え教育やパブリックアクセプタンスへのアプローチについて、潜在的なユーザーも含めた幅広い研究者層をターゲットに最新の情報を提供していただきます。

   「遺伝子組換え素材としての花きのアドバンテージ-基礎研究と実用化の両面から」
      間 竜太郎(農研機構・花き研)
   「効率的な新形質付与のための分子育種戦略-既存技術と新技術をどう組み合わせるか」
      大坪 憲弘(農研機構・花き研)
   「シロイヌナズナ転写因子機能情報の花き分子育種への応用」
      高木 優(産総研・ゲノムファクトリー)
   「CRES-T法によるアサガオの花形改変の試み-江戸の変化朝顔を超えられるか」
      小野 道之(筑波大・遺伝子実験センター)
   「トルコギキョウにおける遺伝子組換え技術と品質向上への取り組み」
      五十鈴川 寛司(山形県農業総合研究センター)
   「遺伝子組換え技術のリンドウへの適用にあたって-特殊性をいかに克服するか」
      西原 昌宏(岩手生物工学研究センター)
   「重イオンビームによる花きの高バラエティ化と付加価値付与」
      阿部 知子(理研・仁科加速器研究センター)
   「シクラメンの細胞・遺伝子工学技法を用いた新品種開発戦略」
      寺川 輝彦(北興化学工業(株)開発研究所)
   「サントリーにおける花き研究への取り組み-実用化の最前線から」(仮題)
      鈴木 賢一(サントリーフラワーズ(株))

3) 植物および希少生物資源のバイオテクノロジーによる生理活性物質の探索・開発」

オーガナイザー:斉藤和季

   「地衣のバイオテクノロジーと物質生産(仮)」
      山本好和(秋田県立大学)
   「粘菌からの生理活性物質探索(仮)」
      石橋正巳(千葉大・院薬)
   「健康増進の遺伝子組み換えイネ(仮)」
      高岩文雄(農水省生物研)
   「黒烏龍茶の健康成分の開発(仮)」
      福井祐子(サントリー)
   「生薬起源植物の遺伝子鑑定と活性成分(仮)」
      近藤健児(ツムラ)

4)「植物バイオテクノロジーの潮流と日本」 -外資系企業の戦略と研究者のキャリアパス-

オーガナイザー:小泉 望(奈良先端大/大阪府立大)

世界で遺伝子組換え作物の商業栽培が始まって10年以上が経過しました。日本はその産物を大量に輸入、消費しています。しかし、遺伝子組換えに対する国民理解は進まず、国内企業の多くは遺伝子組換え研究開発からの撤退を余儀なくされています。
一方で、外資系企業は、将来の戦略を練りながら研究開発を進め、日本国内でも事業展開を図っています。本シンポジウムでは、海外の植物バイオの現状について概説していただくとともに、これら外資系企業の方に、研究開発の現状や将来の戦略(具体的商品の例など)、日本国内で目指している事業展開、日本人研究者に求める人材などについて紹介していただきます。関連企業の研究者やこれから就職を考える学生の方々には是非、参考にして頂きたいと思います。

   「世界の遺伝子組換え作物の現状と日本における社会の受容」
      坂本智美(バイテク普及会(CBIJ))
   「ダウ・アグロサイエンスのバイオテクノロジー:植物生産ワクチン」
      姫島正樹(ダウ株式会社)
   「デュポンのバイオテクノロジー」
      早川孝彦(デュポン株式会社)
   「モンサント・カンパニーの将来戦略」
      浜本哲郎(日本モンサント株式会社)
   「BASFプラントサイエンス社プロジェクトの概要」
      古藤 修(BASFアグロ株式会社)

7.総会-授賞式-受賞講演会

2007年8月8日(水)15:30~18:30千葉大学けやき会館で総会を行います。引き続いて、2007年度学会賞授賞式ならびに受賞講演会を行います。受賞者の方々へは発表方法について別途連絡いたします。

8.懇親会

2007年8月8日(水)18:45~ 千葉大学生協食堂で行います。

9.評議員会

2007年8月7日(金)18:00~ 千葉大学けやき会館で行います。なお、詳細な地図等は評議員会案内とともに送らせていただきます。

10.市民フォーラム

以下の予定で、大学生・高校生と市民のためのバイオフォーラムを開催いたします。入場無料、参加登録不要です。

日時:2007年8月7日(火)13:00-15:30
場所:千葉大学けやき会館
テーマ:「植物バイオテクノロジーは地球を救う」

本市民公開シンポジウムは、人類の生存基盤を脅かす環境、エネルギー、食糧、高齢化社会等の諸問題に対し、それを解決するために植物がどのような潜在的能力をもち、いかにその能力を引き出して実現していくかを、植物バイオテクノロジーの利用を通して一般市民にわかりやすく解説し、理解して頂くことを目的としています。
以下のような講師と講演内容で、地球環境の改善、持続可能な資源の有効利用、食糧増産と安定的な供給による飢餓からの脱却、人類の健康の向上ならびに生活の質の向上等に対する植物バイオテクノロジーの持つ可能性をわかりやすく解説していただき、一般市民に対する植物バイオテクノロジーのみならず、広く植物科学のもつ社会的な意義と役割に関する理解を深めてもらうとともに、人類の未来を共に考える機会を持ちたいと思います。

講演I:熱帯における食料増産と環境保全に対する植物バイオテクノロジーの寄与
      山川隆(東京大学大学院農学生命科学研究科)

講演II: 石油資源枯渇対策としての植物燃料の開発と有効利用
      柴田大輔(かずさDNA研究所)

講演III:医療と健康維持に貢献する植物バイオテクノロジー
      高岩文雄(農業生物資源研究所)

講演IV:身近な植物バイオテクノロジーの応用とその成果
      大越一雄(千葉県農業総合研究センター)(予定)

11.問い合わせ先

〒271-8510 千葉県松戸市松戸648 千葉大学園芸学部内
三位正洋

12.宿泊案内

大会準備委員会としてのご案内はいたしません。各自でお申し込みください。